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研究書(文学系) 詳細
西鶴 思想と作品
書名かな | さいかく しそうとさくひん |
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著者(編者)名 | 吉江久彌 著 |
著者(編者)名かな | よしえひさや |
ISBNコード | 978-4-8386-0213-8 |
本体価格 | 3,800円 |
税込価格 | 4,180円 |
判型 | A5判上製カバー装 |
頁数 | 248頁 |
刊行日 | 2004年7月20日 |
在庫 | 在庫あり |
本書をご覧になった後 西鶴作品を読み直してください
今までと全く違った西鶴を発見することでしょう
今までと全く違った西鶴を発見することでしょう
西鶴が未知の世界にまで見識を広げて、世の中の多様な人ごころに通じ、「家業の一大事を知るべし」と繰り返し、自らも熟達したまことの俳諧師として超人的な一日一夜23500句の矢数俳諧を達成したそのエネルギーの秘密は何でしょうか。
「執着を断つと万物は自然にその真の姿を現わす」(荘子)
私たちも「荘子」に限らず古人の思想から学ぶべき事が多いのではないでしょうか
第一部 西鶴文学の概観
西鶴の人と作風
一 芭蕉と西鶴
二 ユーモアと批判精神
三 人間と人生への関心
四 視野の広さと合理性など
五 美意識
西鶴文学の特徴
第二部 思想と作品
西鶴の旅とは何か
筍殺人事件考――西鶴における怪異と人間――
一 化け物と人間
二 化け物論の先例
三 筍殺人事件
四 異空間への旅
『懐硯』序説
『懐硯』再考――『近代艶隠者』との関連で――
荒砥屋について
小編三題
1 「春琴抄」と西鶴の作品
2 「青頭巾」と西鶴の作品
3 韓国女流詩人の作品について
不易と無限――『荘子』と芭蕉・西鶴――
序
一 「造化」と芭蕉・西鶴
二 寓言説を中心に
三 展開Ⅰ─芭蕉の場合
四 展開Ⅱ─西鶴の場合
五 『荘子』と近現代の思想
あとがき